活動レポート 2013年9月
2013年
9月
29日
日
いきものみっけ寺子屋・稲刈り(滋賀)
稲の手刈り体験を通じて、生きもの観察や米ができるまでの過程を知って、命を育む田んぼを学ぶ秋の寺子屋。
甲賀市山内で実施の予定が、歴史に残る台風18号のため延期。延期したため、稲が残っている日野ファームに会場を移しました。地元の方が急いで看板づくり、お昼の準備などをしてご協力いただきました。
秋晴れのもと、子どもや農家の方、大学生など地域内外の交流ができました。
また、いきものみっけファーム滋賀推進協議会の岡田会長や専門委員会の正副委員長はじめ、山内支部や日野支部の方々の応援を得て、充実した寺子屋となりました。刈り取った稲を束ねる作業は、経験豊かな地域の方にしかできません。感謝です。当日は、東洋ライス社の雜賀社長ご夫妻も参加され、感動の「いきものみっけ」の秋を楽しまれました。
この日、TBS系全国ネット「夢の扉+」が雜賀社長の取材に来ていました。
10月20日18:30~の放送では、子どもたちが目を輝かせて、稲刈りや試食会、生きもの観察をする様子が映し出されていました。
【見つけた生きもの】
イナゴ、バッタ、カマキリ、タニシ、コオロギ、コオイムシ、カエル、トンボなど
【参加者の声】
- 稲刈りは簡単にできたけど、稲を束ねるのが難しくて、お年寄りの人が教えてくれてうれしかった。(子)
- ご飯がすごくおいしかった。(子)
- 学校で虫取りブームになっていたので、イナゴつかみに熱中していました。(親)
- 自然の恵みに気づきました。(親)
- 感謝の気持ちを忘れないように、子どもと一緒に話し合っています。(親)
- ふだん経験できないことを手伝った。また、参加したいです。(地域の方)
- お手伝いに来て、喜んでもらえて良かった。わらを束ねるのはわしらの仕事。(山内から来た人)
2013年
9月
16日
月
秋の田んぼで生物観察(松本)
5月にみんなで田植えをした田んぼで、いよいよ稲刈り!・・・のはずだったのですが、朝からの雨で残念ながら稲刈りは中止に。でも、「いきものみっけ」は少々の雨ならできます。集まってくれた大勢の子どもたちと一緒に、秋の田んぼのいきもの探しをしました。
収穫間近の田んぼにいる虫の代表といえば、バッタの仲間。あちこち跳ね回るので捕まえるのが大変そうですが、子どもたちはそれを上回るハンターぶりで、次々と捕まえては虫かごに入れていきます。イナゴやオンブバッタなどが見つかりました。エンマコオロギは、翅を擦り合わせて鳴いている様子も観察することができました。中には、セセリチョウが羽化した後の抜け殻というレアな「みっけ」をした子もいましたよ。
観察の後は、お米屋さんの工場見学に行き、無洗米ができるまでを見せてもらいました。また、とぎ汁を火にかけて水分を飛ばす実験をしたり、ヌカを手でさわってみたりしました。みんながお米を作ってきた田んぼには、無洗米の加工過程で出てくる肌ヌカを基にした肥料が使われています。もともととぎ汁として流されていたものが再利用され、田んぼの土と生き物を元気にして、おいしいお米ができる役に立っていることを実感することができた一日でした。