活動レポート 2013年5月
2013年5月11日(土)いきものみっけ寺子屋・生きもの観察(滋賀)
まるで狙ったかのように、この日だけが朝から雨・・・、ちっちゃなお子様達もいてくれることから、泣く泣く田植えは中止といたしました。 その分、生き物観察会に時間をかけることができました。
草津や名古屋からも足を運んでいただき初めて会える方々もいて、その上、おばちゃんたちの家庭料理も堪能していただきました。
河瀬学芸員の指導のもと、まずはカタツムリ発見、カエル、ヤモリ、等など。生き物によって住んでいる場所が違う事を教えてもらいました。
小さな画伯たちが奮闘して、いきものみっけファームに設置するミニ看板を描きました。
【観察した生物】
◆両生類:アカハライモリ(20 匹ぐらい)、ニホンアマガエル2 匹、シュレーゲルアオガエル(鳴き声多数) ◆魚類:ドジョウ(小さいの1 匹)
◆陸産貝類:ナミマイマイ、ギュリキマイマイ(両種とも幼ない個体が多く、山内公民館駐車場と水田の間の崖が好適な生息地)
◆水生巻貝類:マルタニシ(水田に多数)、カワニナ(水路に多数)
◆昆虫類:オニヤンマ(幼虫2)、シオカラトンボ(幼虫1)、ヒメアメンボ5、コオイムシ(4:卵を背負った♂2 匹)、コシマゲンゴロウ1、チビゲンゴロウ1
◆甲殻類:サワガニ(10 匹ぐらい)
◆畔の植物:カンサイタンポポ、キンポウゲ(キツネノボタン)、スズメノヤリ、スイバ、カキドオシ、ウド、フキ、ウバユリ、ヤブカンゾウ、ホタルブクロなど
【参加者の声】
・生き物について学芸員さんに教えてもらえて勉強になりました。看板書きにもう少し時間がほしかった。
・田植えができず残念だったけど子どものころの記憶が甦ります。コオイムシはびっくり。
・生き物がたくさんいて、子ども達が楽しそうにしている様子が良かった。他所から来訪されているのが良かった。いい企画持って期待してます。
・生き物がたくさんいて、子ども達が楽しそうにしている様子が良かった。他所から来訪されているのが良かった。いい企画持って期待してます。
・お母さん達が作ってくれたお料理が美味しかった。コゴミの天ぷら最高!
2013年5月18日(土)TAUE(松本)
初夏のような日差しが感じられる一日、昨年度に続いて「いきものみっけファームin松本」プロジェクトがはじまりました!
子どもたち・保護者・松本大学の学生総勢100人が低学年と高学年の二つのチームにわかれて一斉に田植えを行いました!子どもたちは田んぼに入るのは最初勇気がいったようですが、泥に慣れるとニホンアマガエルなどの生きものを見つけたりしてパワー全開。腰まで泥につかっても構わずに最後まで田植えをがんばりました。
今回の田植えでは、昨年の活動で学んだ「列に沿って真っ直ぐに苗を植えていくこと」に続き、「数本の苗を人差し指と中指ではさみ、まっすぐに差し込むように植える」などのコツを学び、上手に次々に植えることができました。秋の収穫がとても楽しみです。またおいしいお米がたくさんとれることでしょう。
田んぼには、肌ヌカでできた土地改良材が入れられています。栄養たっぷりな土になるので、微生物が活発に活動でき、お米はもちろん生き物たちもとても元気になることができるそうです。夏休みにはこの田んぼで生き物観察をします。いろいろな種類の生き物にあえることを楽しみにしています!
2013年5月31日(金)田植え&生きもの観察(大仙おばこ)
四ツ屋小学校と花館小学校の5年生、近くの四ツ屋保育園、どれみ保育園の子どもたちが集まり、田植えと生き物観察を行いました。
あいにくの雨になりましたが、子どもたちは元気いっぱい、小学生たちは大曲農業高校の生徒さんたちの指導の下で田んぼに入りました。初めて入る田んぼの泥の感触におっかなびっくりでしたが、苗を植える手つきも次第に慣れてきました。中には勢い余って転んでしまう子も。泥まみれになりながら、みんな笑顔で田植えを楽しみました。
幼児たちは田んぼの脇の水路で生き物観察です。先生たちが水の中をすくってくれた網をこわごわのぞき込み、ドジョウやカエルを見つけると大騒ぎ。カエルをわしづかみにする勇ましい(!?)子もいて、ちょっぴりカエルに同情してしまいました。
子どもたちは、田んぼが自分たちの食べるお米だけでなく、いろいろな生命を育む場所であることを、しっかりと胸に刻んだようでした。