近畿「子どもの水辺」交流会は、国土交通省 近畿地方整備局、滋賀県土木交通部 流域政策局 河川・港湾室 が関わり大学生等をメンバーとして実行委員会形式で主催されています。近畿府県にて小中学生等が学校や地域で取り組んでいる水辺活動や調査等を発信し「水辺」への関心や愛着の向上、子どもたちの水辺活動の継続と広がり、上下流や府県を越えて「水辺」に関わる方々の交流、共につくり、守り、育てる「水辺づくり」を目指して、平成19年度から開催されています。滋賀県からは8団体・学校が参加しました。全29団体、約350名の子どもたちの参加。去年度は、滋賀県が開催地で会場琵琶湖で「うみのこ」「ビアンカ」の乗船と贅沢な内容でした。今年は、京都。
テーマは、歴史都市京都で考えよう~水辺のむかし、いま、これから~ で実行委員である大学生の司会、寸劇によるオープニングから始まったのも子ども達には受けました。そして、グループごとに分かれてテーブルセッション。今回は、少し緊張もおさまり落ち着いて発表出来たようです。
なにしろ、「審査でない」というのが気楽でしたね。水辺が共通のキーワードでしたが、生きもの調査の定番のものから、ゴミ拾い、ゴミによる魚への危害、中学生科学部などは化学的な水質の統計分析もありました。発表の都度、聞いている子どもたちは、付箋に感想を書き、意見交換します。わが寺子屋の農業体験の発表は、都市部の子どもたちは「うらやましいな」「楽しそう」との意見が聞かれていました。また、コーディネーターからも「田んぼは生きものの宝庫」とのフォローもありました。
午後からは、グループ交流会で、「学びの証つくり」をしました。大学生のコーディネーターのもと、「どんな水辺がいいかな?」のテーマに対して(1)文化、(2)環境、(3)防災の視点からどのように意味あるものかをグループでまとめました。
そして、全体交流会では、再度参加団体全員がホールにあつまり意見交換しました。5年前もそうでしたが、難しいテーマでも子どもたちがポンポン意見を出し合います。(1)文化では、「遊びたくなる川」が子どもたちの一押しでした。「安全に遊べる川がいいな」との意見も出ていましたが、うちの北君が挙手、「安全なんて言っていたら、遊べないよ」の一撃があり、会場が笑い。(2)の環境では、「自然を大切に守る水辺」(3)防災では、「防災について学べる川」 そして「多くの人に伝えること」にまとまりました。一日でいろいろな刺激、交流を受け、学びの多い日でした。
今回の3回の発表は、自分たちの活動の自信、振り返り、そして来年度企画への参考になるものですね。良いところを参考にして、オリジナルを作っていきましょう。
コメントをお書きください